seaside groceryについて
seaside grocery(シーサイドグロサリー)は2023年に兵庫県淡路島にてサービスを開始。
コロナ禍の中東京を離れ、田んぼに囲まれた淡路島へ移住し、周辺を農家に囲まれた場所で新たな生活を始めました。食料自給率が100%を超えるとも言われている淡路島では、淡路島産玉ねぎをはじめ、様々な農作物が日々生産され日本全国へ出荷されています。
しかしながら、全ての作物が消費者の手元に届く訳では無く、見た目が悪いという理由で規格外野菜や規格外果物となってしまったり、余剰に生産され買い手がいない規格外野菜等、農家の方達が丹精込めて作り上げたモノが残念ながら廃棄されてしまう現実を知りました。
フードロス問題や食品ロスが叫ばれる現代において、微力ながら環境問題解決のサポートが出来ないか、少しでも廃棄されてしまう規格外野菜を販売する事で農家の方達の収入へ繋げられないかと考え、淡路島の農家の方達の協力の元、淡路島産規格外野菜通販サービスのseaside grocery(シーサイドグロサリー)をローンチしました。
一般的な野菜通販サービスとの違い
卸売市場を介さないビジネスモデル
東京都中央卸売市場によると、一般的な野菜や果物は、生産者(農家)⇒出荷団体⇒卸売市場⇒小売り業者(スーパー等)⇒消費者へ届けられています。野菜に関しては全体の約4分の3以上はこの様に卸売市場を介して消費者に届けられます。
農家に囲まれた場所にオフィスを構えるseaside grocery(シーサイドグロサリー)では、近隣農家(生産者)の方達から直接規格外野菜を仕入れ、採れたてで新鮮な規格外野菜を日本全国へお届けしています。卸売り市場等を一切介さない事で消費者の皆様へより新鮮な状態で規格外野菜をお届け出来ます。
参照URL:東京都中央卸売市場 - 青果(やさいやくだもの)の流通のしくみ
日本の農家・農業の実態
日本の農家・農業の実態
ニュース等で耳にすることも増えたこの日本での農家減少に関する問題。農林水産省によると、日本にある販売農家の数が2000年の233.7万戸から、2020年には102.8万戸まで減少し、この20年の間で半分以下となり、今も日本の農家の数が日々減少しています。
実際に農家の方達に話しを聞いてみると、農業機械の技術向上により農作業にかかる時間は短縮され、新たな農薬の登場により20年前と比較すると生産効率は格段に上がっているとの事ですが、若い世代の都市部流出や地域の高齢化に伴い体力的に農業を継続する事が難しい人が増えたことにより、農業を継続する事が難しい現実があります。
両親が農業を営んでいても、収入面から家業である農業を継がず、地元企業へ就職する若い世代も多く、我々の"食"を支える構造に限界にきているのかもしれません。
参照:農林水産省 - 経営体に関する統計
seaside grocery の特徴
年間一人約42㎏の食品ロス
農林水産省によると日本人一人あたり年間約42kgのフードロスを生み出しており、毎日お茶碗一杯分の食べ物を捨てている計算となります。フードロス問題は地球温暖化にも大きな影響を及ぼしており、我々消費者が少し気を付けるだけで食品ロスは減らす事ができる問題の一つです。
我々はNO-FOODLOSS PROJECTへ参加し、フードロス問題解決へ微力ながら貢献していきます。
その他参加中のSDGs関連プロジェクト >>
参考URL:食品ロスとは - 農林水産省
規格外野菜を日本全国の食卓へ
日々スーパーに並ぶ野菜や果物はとても綺麗な形をし、土もついていない状態で販売されおり、規格外野菜や果物をスーパーで見かける事はほとんどないでしょう。スーパーに並ばない様な規格外野菜だけを農家の方達から集めて販売する事で、購入いただいた方に規格外野菜の美味しさや、規格外野菜を購入する事が農家支援に繋がるという、新たな価値をお届けしたいと考えています。
『御食国(みけつくに)』の淡路島
淡路島には、新鮮な海鮮から、玉ねぎ等特産物も多く、古来から皇室や朝廷に食物を献上していた『御食国(みけつくに)』と呼ばれている程、食材の宝庫です。しかし淡路島では高齢化が進み、人口も毎年減少を続けており、若い人達が島から出てしまうのも事実。
農家の方達が丹精込めて作った食材を一人でも多くの方に楽しんで欲しいという思いと、10年後、20年後、さらにそれ以降も、淡路島が次の世代が魅力に感じる場所である様に、我々は、seaside grocery(シーサイドグロサリー)を通じて淡路島の魅力を発信しています。